家族の在り方

「親になろうとしてすみません」

お子さんを虐待して死に追いやった男の言葉ですね。皆様もニュースでご覧になったかと思います。

その言葉、もっと早いうちに出てこなかったものかしらね。と思う原口メロ子です。

 

「親になろうとしてすみません」って言った方が良い親なんて数えきれないくらいいますよ、実際。

ただ、お子さん側がしっかりしていたり、犯罪になっていないから明るみに出ていないだけであって、家庭の中ではいったい何が起こっているか分かったもんじゃないですよね。そもそも自己分析がしっかりできていない人が無計画に親になったり、ただただ世間体を気にして子供を作ったりする人だったり、自分は子供とか興味なかったけど奥さんの意見に押されて作ったとか、まあいろいろですからね。

それでは、ダメ親についていくつかポイントを挙げてみましょう!

 

ダメ親その①:子供に対して「〇〇してあげた」という気持ちでいる。

実は無償の愛じゃない、ってやつですね。普段は無償の愛を装っていても、例えば喧嘩の時とかに不意に口をついて出てきたりします。「授業料払ってあげた」とか、最悪な場合「育ててあげた」とかですね。いやいや、当たり前でしょうって子供は思います。子供からしたら、そっちが勝手に子供作ったんだから押し付けがましいこと言わないでよってなりますよね。親は自分中心でなく、子供の立場になって考えれば、こういう言葉は出てきません。こういう言葉が出てくるのは、相手の立場になって物事を考えていない証拠ですね。

 

ダメ親その②:尊敬できない。

人の悪口を言ったり、差別的な発言をしたり、家族と人生における感動エピソードを共有できないとか、仕事を頑張っていないとか、様々な理由で「尊敬に値しない」親がいると思いますが、ダメですね笑。子供に尊敬されるように、家の中でもある程度しっかりとした態度でいないと、子供からすると「外でだけ良い顔をしている」と疑いの目で見られます。また、親も子供を一人の人間としてきちんと評価して尊敬しないといけません。子供は大人より優れているところが沢山ありますからね。

 

ダメ親その③:両親が不仲で喧嘩が絶えない。

これ、最もダメなやつですね。子供の前で喧嘩する親とか、ほんと自己中極めてます。そもそも、親がもう片方の親を殴る場面を子供に見せるだけでも虐待に相当します。また、そういう親の元で育つと、人間不信になったり、将来暴力を振るうようになったり、生涯にわたって様々な影響が出てきます

 

ダメ親その④:子供の世界に対する想像力が乏しい。

子供の世界はとても敏感で純粋です。お弁当の中身一つとっても、持ち物一つとっても、子供が恥ずかしい気持ちにならないような配慮も必要です。また、子供の世界には「いじめ」等もありますので、やっぱり「いじめには加担しない」「誰かが困ってたり悲しんでたりしたら積極的に助ける」とか道徳心の教育も大事です。いじめる側のお子さんの親も、たぶんダメ親か毒親だとおもいますね。親の影響が子供にバンバンでていると思います。もし、自分の子供がいじめる側だった時、親は自分たち自身を見つめ直す必要があると思いますね。いじめってのは、いじめる側と、いじめられる側がありますが、特にいじめる側の親に問題があると思いますよ。

 

ダメ親その④:コミュニケーション能力がない。

理解しようって思ってないんでしょうね。子供は所有物か、親の言いなりだと思っているのか、子供の気持ちを理解しようとしない親いっぱいいます。

例えばニュースを見て家族で意見を交わすとかすると良いんですよね。経済にしても政治にしても教育や環境問題や貧困問題、世界のニュース等、家族で意見を交わしあうことは、子供だけでなく家族全員にとって良いと思いますトランスジェンダーの人がいた場合、どういう配慮をするべきかとか、災害ごみが環境に与える影響とか、絶滅危惧種をこれ以上増やさない為の人間の経済活動の在り方とか、世界の主要国の税金制度の違いとか、話し合うべきことってたくさんあって、そういうことを子供が小さいうちからですね、家族で共有することによって、子供は次第に「将来はこういう勉強をしてみたい」とか「こういう仕事してみたい」とか「今、この本を読んでみよう」とか、いろいろ興味を持ったりするものです。まだ小さい子にこんな話は難しいだろう、とか思う必要なんてないんですよね。子供の吸収力にまかせて、少し高度でも、家族全員で意見を出し合って考える習慣を小さい時につけることが、子供の将来のためにも、家族圓満のためにも、この社会で家族という小さい単位が果たす役割としても、とても良いと思いますね。

 

Have a nice day!